PLANETARIUM

大阪大学天文同好会では,伝統の年間行事の1つとして学祭でプラネタリウムを上映しています。
このページではプラネタリウム制作の各部門や,本番の組立ての様子などを紹介していきます。

部門紹介

天文同好会では、プラネタリウムの作業を行う5つの部門に別れて準備を進めます。部員は一回生の時に各部門へ配属され、それぞれの技術を受け継いでいきます。ここでは、それぞれの部門について詳しく紹介していきます。

外装部門

外装部門はドームの組み立てや管理を専門にする部門です。力仕事も多いので最も人数が多いです。

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電機部門

電機部門は、投影機全般の管理をする部門です。機材トラブルの時には一番頼りになります。

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SE部門

SEとはSpecial Effect(特殊効果)の略です。補助投影機による特殊効果が専門です。

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プログラム部門

プログラム部門は音響が専門です。プラネタリウムで流す音声の録音や編集をします。プラネタリウムのお客様用パンフレットの作成なども行っています。

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星占い部門

星占い部門は、学祭で天文同好会が行っているホロスコープ星占いをする部門です。最近では学祭でアクセサリーの販売などもしています。プラネタリウムに直接かかわる部門ではありませんが、学祭で最も輝くのはこの部門かもしれません。

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プラネタリウムが出来るまで

直径5mにも及ぶ屋外ドームを建て,機材をセットしてプラネを上映できるまでにはなんと丸2日もかかります!
ここではそんなプラネタリウムがどのようにして完成するのかを詳しく紹介していきます。

最初に,ドームの外側を作ります。この作業には人数が必要なので、部門に関係なく多くの人が参加します。作業を取り仕切るのは外装部門です。

まずは床です。プラネタリウムを立てる場所に、ダンボールを何枚も、パズルを組むように積み重ねていきます。その上に新聞紙を敷き詰め、ビニールを張り、再度ダンボールを重ねて、新聞紙を敷き詰めると床が完成します。

次に、プラネタリウムの外壁となるパネルと、同時にプラネタリウムのドームを覆う屋根を組み立てます。それぞれが組み終わったら、屋根を持ち上げ、壁の上に載せ、固定します。

そして、外装部門がプラネタリウム内部の床、壁を黒いビニールで覆い,星を映すドームを張り,ドームを膨らませるための送風機を設置します。外装部門は作業が終わった後、天候の変動や、部品の調整・修理が必要になる事態に備え、見張りを行います。

プラネタリウム内部で作業ができるようになったら、電機部門が投影機の組み立てを始めます。土台を組み、恒星投影機やモーターを取り付け配線を行い、制御回路「プラネタリウムドライバー」で回転などの制御ができることを確認します.

電機部門の次はSE部門の作業が始まります。星座投影機や輝星投影機を取り付け,正しい方向に投影できるように調整します。光害や朝焼け・夕焼けを再現する装置の取り付けも行います。作業中に随時、装置の動作確認をするため、電機部門も作業に参加します。

星空の投影ができるようになったらプログラム部門が作業を始めます。プログラム部門は用意した音声信号で正しくプラネタリウムを制御できるか確認します。制御のタイミング、演出などに調整が必要になった場合はその場で調整を行います.

最後にSE部門がもう一度確認作業を行い、最終調整をしてやっとプラネタリウムの上映ができるようになるのです。

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